今回のテーマは「ご自宅を売却するときの諸費用」についてです。
ご自宅の売却で注意しなければいけないことがあります。
それが「諸費用」についてです。
ご自宅を売却した金額がそっくりそのまま入ると思われている方も多いですが、
ご自宅の売却をする場合、お金が入ってくるばかりではありません。
前後には少なからず支払いが発生します。この諸費用について知らないと
あとから、思っている以上に手元に入る金額が少ないということにもなりかねません。
まず、仲介手数料です。売買価格が400万円を超える場合は、
「売買価格×3%+6万円+消費税」が上限となり売却価格が3000万円の場合は105.6万円(税込)の
現金の支払いが発生します。
物件価格400万円以下の場合は、別の計算方法になります。
支払うタイミングは、買主様と売買契約を結んだとき、
残りを物件の引き渡し時に支払うというのが一般的です。
その他、抵当権抹消にかかる登記費用や印紙代などが必要となります。
物件の価格にもよりますが、目安として物件価格の5%程度が、諸費用となります。
他にも、買い替えなのであれば、新規購入物件に関する諸費用が発生します。
ローンを組むのであれば、住宅ローン手数料や住宅ローン保証料、新規購入にあたっても
仲介手数料が発生します。
だいたい3~10%程度の諸費用が発生する計算です。
合わせると15%程度の費用が必要となりますのであらかじめ資金計画に入れて
慌てることがないようにしておけば安心です。
このとき、仲介手数料などの諸経費は基本的には現金での支払いになります。
諸費用などを組み合わせることができるようなローンサービスもありますが、
返済期間が短く設定されていたり、他より金利が高く設定されているなど
条件が悪いこともあります。ローンに全てを頼らず、手持ちの現金に余裕を持たせておきましょう。
物件購入や売却には諸経費がつきものです。目先の物件価格だけではなく
トータルでどうなのか?という視点で物件の売買は考えるようにしましょう。