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不動産売却の基礎知識22 不動産売却時に気になる住宅ローンの返済について

今回のテーマは「アンダーローン」についてです。

ご自宅を売却して、別の場所に引っ越したいという方にとって最も気になるのは「住宅ローンの返済」だと思います。

住宅ローンの問題がクリアにならなければ売却はおろか、引っ越しすらできなくなるからです。

ここで、多くの方が望まれているのは「ご自宅を売ったお金で残りのローンを一括返済できること」になるかと思います。

大事になってくるのは事前にその家がいくらで売却できるのかを調べておくことです。

査定の金額は出来る限り市場の適正価格で把握されることをお勧めいたします。

売り出し中の物件や相場は、買主様も当然、把握されているからです。

不動産の査定価格は、外的要因として地盤沈下などのマイナス要素が出ればその家の価格は下がってしまいます。

逆にショッピングセンターの計画が出て価値が上がるなどのケースもあります。

いずれにせよ、適正な査定金額を把握しておくことで、計画が立てやすくなります。

査定の結果「アンダーローン」であれば問題なく売却が可能です。

アンダーローンとは、ローンの残債が不動産の売却額を下回っている状態のことです。

例えばローンの残債は1500万円だけどその家の売却価格が3000万円である。と言った状況です。

明らかに問題なく売却できることがわかるかと思います。

この場合の売却は

1:売却時の諸費用を確認する

2:不動産会社と媒介契約を結び売却活動をする

3:買主様と売買契約を結び、決済と抵当権抹消を行う

以上のような流れで行います。

アンダーローンの場合、売却によって生まれた利益の所得税を心配されるかもしません。

結論から申し上げると一般的に心配する必要はありません。住宅の場合3000万円の特別控除があります。

売却時の譲渡所得から3000万円までは税金がかからないようになっています。

そして、譲渡所得は「今回の売却価格-物件の取得価格」が3000万円以上になった場合のみです。

購入時よりも大幅に値上がりしたような都心の一等地の高額物件でもない限り税金の心配は一切必要ありませんのでご安心ください。

ただし、利益が出ていなかったとしても確定申告は必要になりますので必ず行うように注意しておいてください。

本日は以上です.

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